岡部茶は自然に重きをおいた有機肥料でお茶を栽培しています。

肥料は茶葉の生育を左右する重要なポイントです。肥料にはさまざまな種類がありますが、大きく「有機肥料」と「化学肥料」の二つに分けられます。岡部茶は有機栽培のお茶を製造・販売しているので当然化学肥料は一切使いませんが、本日は有機肥料の役割と特徴を化学肥料と比べながら解説いたします。有機肥料とは、油粕や魚粉・鶏糞などの植物性または動物性の有機物を原料にした肥料です。これに対し、鉱物等の無機物を原料として「化学的方法により製造された肥料」を化学肥料といいます。自然界にあるものを栄養とする肥料が「有機肥料」というわけです。

有機肥料の役割は土壌の改良・改善でもある

有機肥料の役割は土壌の改良や改善です。茶木は、土から根を通じてリン酸・窒素・カリウム等の無機養分を吸収して育ちます。ですが土の中の養分には限りがあるため、放っておくと養分が減り、十分な栄養を供給できなくなります。そこで、有機肥料を使って土に養分を補います。有機肥料の特徴は、土の中の微生物の働きで分解されることで植物が吸収できる養分に変わる仕組みのため、即効性はありませんが効果は長くと言われています。一方の化学肥料は、水に溶け込むことですぐに植物に吸収されるため、即効性が高い反面、効果が続く期間は短いのが特徴です。有機肥料は土の中の微生物の餌になることから、微生物の種類が増えて茶木が健康に育ちやすい土になります。

有機肥料の特徴(いいところ・わるいところ)

  • ゆっくり効果が現れ、肥効が長く続く(緩行性)
  • じわじわ効くので、茶木もゆっくり健全に生長する
  • 土の中の微生物の種類が増える
  • 土の緩衝力が高まる
  • 土壌微生物に分解される過程でガスや熱が出る。
  • 成分量が化学肥料ほどはっきりしていない
  • 値段が高い

茶草場農法+有機肥料でこだわりの「土づくり」

茶園の周りに自生するススキなどをそのまま育て草を刈り取り、乾燥させてお茶の樹の根元に敷き詰める茶草場農法を昔から続けています。草は有機肥料になるだけでなく保温・保湿、除草の効果があります。手間がかかる作業ですが敷き詰められた草はふかふかな土をつくり微生物が住みやすい環境が整います。この農法を取り入れることで、肥料だけでは無い、さらに自然な味わいのお茶作りが可能です。