「農薬を使わない」だけでは有機茶にはなれない

無農薬の野菜、無農薬の果物。世の中には無農薬で栽培されたこだわりの商品が多く出回るようになりました。スーパーの一角にも「無農薬コーナー」があり、昔よりも気楽に購入できるようになったと感じています。
岡部茶自慢の「有機茶」も当然無農薬で作られた茶葉ですが、じつは「有機JAS」を取得するためには「農薬をまかない」だけでは駄目なんです。

写真で伝わる標高の高さ。周りには何もありません。

隣の畑が「農薬」を散布してはいけない

いくら自分たちが農薬をまかずに栽培しても、隣の畑が農薬を撒いたら全てが台無しになるのが「有機茶」の世界。とても厳しい基準を設けているからこそ、正しい製品をお届けできるのです。そのためには隣に違う農家がいたら駄目なんです。岡部茶では、絶対に隣に来ない「山間の畑」で有機茶の茶葉を生産しています。

左右は木々で囲まれています。この環境が有機に適しています
他の畑が入り込む余地はありません

土づくりも数年かけておこなう

岡部茶の「有機だけど美味しい」を実現するためには土づくりが大切なのですが、じつはこの土づくりこそとても労力のかかる仕事なんです。理由は、過去に農薬を撒いた経験があったり、土地の中から「使ってはいけない物質」が検出された場合、完全にそれが取り除かれるまで「自然の力による土壌改善」を行わなければなりません。このハードルをクリアしないと「有機茶」にはなれません。お茶農家様が簡単に参入できない大きな理由は「土壌改善に数年かかる」からなんです。先代から「有機」をやってきた岡部茶だからこそ、安定した供給ができるのです。

肥料も丁寧に撒いていきます
雑草が生えてるのが無農薬の証